当店自慢のケラチントリートメントのベース「活性ケラチンとは?」
と「活性ケラチンてどうやってつかうの?」の続きになります。
*いいからトリートメントの内容はよ!という方>White Fox Hairの「髪質改善」の詳細!施術の流れ!!
「髪の毛のダメージ」って「手触り」とか「見た目」とか
「なんか扱いにくい。まとまらない。」とかはわかるけど、具体的に何なの?なんでそうなるの?というところをなるべく分かりやすく深堀していきます。
(小難しく感じたら、お店で直接聞いてください!さらに小難しく面白おかしく説明致します!)
★2020/1/31 追記しマスタ
まず「髪の毛の各パーツ」の「特に大事な要素」から。
メデュラこんなに太い人いるのかな。。 |
・脂質
毛穴から分泌される保湿、保護、艶にも一役かう天然の脂。
ダメージで最初に失われやすい。
これが無いと「パサパサ」に繋がります。(キューティクルが開きやすくなります。)
一般的には”トリートメント”、”流さないトリートメント(オイル含む)”でカバーできます。
(髪の毛が短い場合毛穴から届くもので十分。長い場合毛先まで届くのに数日。)
・キューティクル
何層にも重なったうろこ状のケラチンタンパク。”防御壁”であり、美しさ(艶)も担当する。
ダメージ状態でウロコが開きます。
開いてると「パサパサ」手触り「ガサガサ」「引っ掛かる」「広がる」などなど。。
”実際見て触る場所”なので髪の命。
「脂質」同様、”一般的なトリートメント(アウトバス含む)”によるコーティングで”誤魔化す”。ダメージが大きくなるにつれ誤魔化し辛くなります。
(昨今、”シリコンが髪に悪い”って情報まだ信じている方はあまりいないかとは思いますが、機会があれば説明したいと思います。)
本格的にケアするのであれば現状、”内側からケア剤を繋げて閉じる”作業(主にサロンでのケア)が必要。毎日のホームケアで「予防」可能。「キチンと乾かす。乾かす際にキューティクルを閉じる」!超大事!!>毛髪のダメージの要因と解決策+今日からできるホームケアのすすめ!
・CMC
キューティクル間や毛髪内部に存在する、脂質などを含む「細胞間の成分の複合体」。
”水分”、”脂質”など毛髪の質感、形、各パーツの接着、兼”水分、薬剤”の通り道など髪の毛を支える重要な要素。上記、毛髪表面の”脂質”にも繋がっている。
役割が多岐にわたり、構成が複雑なのに”シャンプー”や”薬剤”ですぐ流される。
”ダメージ”で一番先に失われて、毛髪外部、内部にも影響が大きい。
ホームケアでもサロンケアでも「CMC補給」とあるが、
シンプルな「脂質」補給<それCMC違うと思う。。から複雑に「CMC疑似再現」まで様々ある。
*「脂質」単品で「CMC」ではないです。 が、ホームケアで「CMC」の代わりに「脂質」を補給するのは必要です!!”主に普段のトリートメント剤”、”流さないトリートメント”にも含まれているものがあります。
”ヘアケアはCMCに始まり、CMCに終わる”
・コルテック領域~メデュラ
繊維状のケラチンタンパクがたくさんくっついた毛髪の「芯」+「色素」、「保湿成分」など
(メデュラはここでは割愛。メデュラが無い人や髪も存在し、”役割”もわかっておりません。。)
毛髪の”ワイヤー”というか”鉄骨”というか。。”骨格”とも。。。
ここまでダメージが来ると「切れ毛」や「枝毛」、「タンパク変性」など「髪の毛の形」が変わってくるなどなど。。。
ホームケアでもサロンケアでもCMCとペアで複合的なケアが必要。CMCが接着剤になりますので。
ホームケアとサロンケアの違いは「内部浸透」の深さと「成分の質」、「成分の定着のしかた(持ちの良さ)」。現状ホームケアではここまではできる商品は少ないですが。。
★追記ここまで
★ここから豆知識的(より細かい詳細)になります★
毛髪構成の詳細
毛髪の構成ですが「活性ケラチンとは?」でもざっくり説明させて頂いたのですが、またざっくりと
・ケラチンタンパク(80~90%)
・水分(11~13%)
・その他にメラニン色素、脂質、微量元素
ケラチンタンパク(80~90%)と書きましたがメインのタンパク質が”ケラチンタンパク”であり、小難しく補足を加えますと多くのタンパク質の種類が含まれます。
・”タンパク質”は”アミノ酸”の結合体で、その組み合わせ次第で様々なタンパク質になります。”アミノ酸”、”タンパク質”はその組み合わせ次第で様々な種類、性質を持ちます。
”うまみ成分”としてのアミノ酸も有名ですよね!
「アミノ酸配合で髪に良いよ!!」ってよく聞きますが、
種類が特定されていないと「何のっ!?」ってなりますよね?
「アミノ酸系洗浄成分で優しく洗おう!」ってシャンプーありますけど、
「洗浄力が強めのアミノ酸系成分構成になっとる!」ってのもありますよね?
逆に「これ洗浄できてるっ?半分以上”優しさ”?」ってなものもあって、
「適度な洗浄力は必要じゃね?バファ〇ンなの?」ってなりますよね? ね?
ちなみに”アミノ酸”はカルボキシル基(酸基)とアミノ基(塩基)の組み合わせからできてます。
それらの組み合わせでアミノ基が多いと”アルカリ性”、カルボキシル基が多いと”酸性”、
二つのバランスが同じ場合は”中性”のアミノ酸になりまして、その様々なアミノ酸が様々なタンパク質となりそれらが安定して繋がっていられるPHが良く聞く”弱酸性”です。
って小難しくなりそうなのでまとめると、毛髪にはアルカリ性、酸性のアミノ酸が複雑に組み合わさってます。アルカリ性も酸性も偏りすぎるとどっちもダメージになりえます。
良く一般的に言われている
「”アルカリ性”は髪に悪いアルよ!アイヤーッ!」
「”酸性”に賛成DEATH!土下座しろ!」
と言うほど単純では無いデ・ス・ヨ!アーイッ!トゥンマテーーンッ!!
という事です。つまりは。取り乱し、失礼致しました。深夜に書いております。
話を戻します。
”カルボキシル基”+”アミノ基”=アミノ酸 <組み合わせ次第で約500種
↓
”アミノ酸”+”アミノ酸”=タンパク質(ペプチド、pptなど) <これも組み合わせ次第で様々なタンパク質へ(ケラチン、コラーゲンなど)
↓
”タンパク質”+”タンパク質”=毛髪、お肌など様々
★髪の毛の各パーツのダメージの影響詳細
(下手くそに)図にするとこんな感じです。
・キューティクル(外側表面)
毛髪外部の何層にも重なったうろこ状のケラチンタンパクで通常、その表面には皮脂などの脂質があり、その間にはCMC(脂質を含み、毛髪成分の流出を防いだり、水分を保持し水や薬剤の通り道となっています。)がうろこ達の接着をしています。
ここが毛髪の艶や手触りなど一番重要で普段の扱いで感じることができる場所ですね!
通常キューティクルは閉じていますので、ここが平面であれば、光が真っすぐ反射して
「艶々」な見た目に!平面なので手触りも引っ掛かりなく「ツルツル」になります!!
ダメージを負ってると表面がデコボコ、ギザギザしてますので光が乱反射してしまい「艶」
が見えなくなり、ギザギザが同士が引っ掛かりますので手触りも「ガサガサ」になります。
そしてキューティクル表面の脂質(18MEAなどの脂肪酸)とCMCですが、
これらが無いと適切な水分量を維持できず髪が「パサパサ」に。
そしてキューティクルが接着できず開きっぱなしになったり、最悪剥がれ落ちてしまって「内部の成分」の流出原因になります。
・コルテック領域~メデュラ(毛髪内部)
少し複雑なので大分端折りますが、
毛髪の形を作る「骨格(ケラチンタンパク)」や硬さ、柔らかさなどハリコシを決める「骨格の繋ぎ目(各種結合)」と、水分を保持したり骨格を保護する「脂質(CMC,間充物質)」や「保湿成分(NMF)」、それらに保持される「結合水」、色を決める「色素」などが複雑に存在します。
そして良く「保湿、保湿」と言われますが、「保湿成分」を入れても「骨格(ケラチン)」とその「結合」が無いとすぐ流出して、”持ち悪い”。。となります。
ここがしっかりしていないと手触り部分で、「弾力」や「ハリコシ」などが無く「軽いスカ
スカ/パサパサ」した触感になるのと
内部タンパクが流出し、「空洞(ポーラス毛)」ができると「今までなかった変なくせ、動
き」が出てきて「うまく扱えない、決まらない髪」になりがちです。
それと「色」や「水分」が留まる場所がないので「色が持たない、乾燥してパサパサな髪。そのくせ渇きが遅く、艶も出にくい。」髪になったり、
キューティクルの接着も上手くいきませんので結局中からしっかりケアするのが大事です。
こうしたことが髪の「パサつき」、「うねり」、「広がり」、につながります。
ここにケラチンタンパクが無いと「保湿成分」などの「栄養」が毛髪内に留まりにくいんです。。。
そこでまず「活性ケラチン」ですよ。
次回、毛髪のダメージの要因と解決策+今日からできるホームケアのすすめ!に行きます。
長文失礼致しました。
関連>White Fox Hairの「髪質改善」の詳細!施術の流れ!!