【髪質改善】全般と【正しいホームケア】

髪をサラサラ、ツヤツヤにするシャンプーの選び方!シャンプーで髪質改善できるのか?

 

  • 何のシャンプーを使えばいいか分からない…
  • シャンプーってどう選べばいいの?
  • 「サラサラ」「ツヤツヤ」であの人は何のシャンプー使っているんだろう…
  • どうせシャンプーだけでは私の髪は無理でしょ…

このようなお悩みや質問が当店には多く寄せられます。

そんなあなたの為に、

【少しマニアックな髪質改善専門店】の視点と

業界の暴露を少し含ませつつ…

ご自宅で使用する【シャンプー/トリートメント】

について解説させて頂きます。

あなたの髪が【サラサラ】【ツヤツヤ】になる近道として参考にして頂ければ幸いです。

 

髙橋
髙橋
髪質改善美容室WhiteFoxHair横浜を運営する髙橋と申します。

WhiteFoxHair横浜は、
髪質改善を得意とする少しマニアックなヘアケア特化美容室です。

この記事では

日本とイギリスでの計20年以上の美容師キャリアと
これまで約36000件以上の多様な施術経験から学んだ知識で

シャンプーの正しい知識
シャンプーの選び方
髪をサラサラ、ツヤツヤにする方法をお伝えします!

【シャンプー】 大事です。

 

 

シャンプーで髪質改善できるのか?

結論から行きますが、
【シャンプーで髪質改善】は…

『できます!』

もちろん、パーマや縮毛矯正のように髪の形を変えるわけでは無いので

【クセ】が【ストレート】になるような事はありません。

しかし、シャンプーによって

  • 髪がまとまりやすくなったり
  • 扱いやすくなったり
  • サラサラしたり
  • 艶がでたり

などといった事は可能です。

【クセ】【うねり】【パサつき】【艶】
などは【頭皮】に問題がある場合も多数でして、

『頭皮ケア』の観点からもシャンプーはとても重要になります

【髪】と【頭皮】の総合的な観点から

「髪をサラサラにしたい!ツヤツヤにしたい!
けど何をどうすればいいか分からない。。」

という時は、

毎日お使いの【シャンプー/トリートメント】を変えるのが一番効果的だったりします

 

髙橋
髙橋
【シャンプー/トリートメント】は
毎日使用するので

毎日の蓄積による
【髪/頭皮】への影響は大きいです。

場合によっては月に1、2回の
【美容室でのヘアケア】以上に
【髪質】に影響します。

【シャンプー】 大事ですね。

 

シャンプー/トリートメントだけでくせ毛はストレートになる?

 

残念ながら【シャンプー/トリートメント】だけで【くせ毛】を【ストレート】にすることはできません。。。

しかし、

ダメージや乾燥による【うねり】
エイジングや乾燥による【毛穴の変形】

などが原因の場合は、

『シャンプー/トリートメント』で改善することがあります。

 

基本的に【くせ毛】を【ストレート】にするには

  1. 毛髪内部の「s‐s結合」のねじれ
  2. 毛髪内部の「タンパク質」のねじれ
  3. 毛穴の形によるねじれ

という3つの「ねじれ」を【薬剤】を使ってほどく必要がありますので、
『シャンプー/トリートメント』では【クセ毛】はストレートにはなりません。

しかし髪質による【クセ】ではなく、

  • ダメージや乾燥による【うねり】
  • エイジングや乾燥による【毛穴の変形】

などが原因の場合は
『シャンプー/トリートメント』で改善することが可能かもしれません。
*当然、完全にストレートにはなりません。

例えば、

図のように、
ダメージやエイジングなどが原因で

髪の中に【スキマ】が出来ていると、
髪がひしゃげて【ウネリ】が出きます

それを、

*図はトリートメントの例です

こんな感じで髪の【スキマ】を埋めれば
【ウネリ】を改善する事も出来ます。

毎日のシャンプー/トリートメントで少しづつ整えるイメージです。

頭皮も、エイジングなどで
頭皮が乾燥】していたり、
【毛穴の汚れが詰まっている】
髪がひしゃげて【ウネリ】ながら髪が生えてきます

なぜなら髪は、
毛根で生まれた時点では【フニャフニャ】で、
表皮に向かって押し出される過程で
角化】して徐々に【硬い髪】になって出て来ます。

毛包の底部には毛母細胞があり、盛んに増殖しながら表面へと向かい、たんぱく質や核を失って毛髪になります。この一連の過程を角化と呼びます。

引用元:https://liveclean-life.com/beauty/pc_haircare01/

つまり【毛穴の形】によって、生えてくる
【髪の形】に大きく影響します

●毛髪のタイプ
角化した毛母細胞の一部は、毛髪を包む「さや」になります。このさやは毛髪よりも早く固まり、その内側の毛髪が角化するときの鋳型になっていると考えられています。毛髪のタイプには直毛、波状毛、縮毛などがあり、直毛の毛包は基部までまっすぐで、横に輪切りにした断面図では毛髪もさやも真円になっています。波状毛や縮毛の場合、毛包の基部が歪曲していて、断面図は楕円形です。そのため、髪が成長するときにひずみができ、髪に癖が生まれると考えられます。

引用元:https://liveclean-life.com/beauty/pc_haircare01/

 

髙橋
髙橋
「今までなかった
【うねり】が出てきた!
気になりすぎる!!

え?【頭皮ケア】?
特にしてません……」

という方の【ウネリ】は、
【頭皮の問題】によるパターンが多いです

【シャンプー】をしっかり選別すれば、頭皮を正常な状態に戻して
【余計なウネリ】を解消できる可能性が高いです。

【シャンプー】 ダイジヨ?
(外国人風)

どんなシャンプーがいいの?【良いシャンプー】の条件は?

【良いシャンプー】の条件は

  • 頭皮の【皮脂】を取りすぎず、【汚れ】は落とす【適度な洗浄力
  • 髪を守りながら【傷つけず】洗いつつ、髪に残りすぎない【適度な被膜力

基本的はこの2つです。外せません。
補足で

  • 頭皮と髪に適度に【栄養】を残し、与える【やさしさ♡】

もあると良いです。

上記2つほど優先度は高くありませんが、
こういった【機能面】も大事にしていくと

よりあなたに合った【シャンプー/トリートメント】を探しやすくなります。

解説していきます。

 

頭皮の【皮脂】を取りすぎず、【汚れ】は落とす【適度な洗浄力】

前提として
【綺麗な髪】は【健康な頭皮】からです。

そして
【頭皮】の健康には【皮脂】がとても大事になります。

【皮脂】には

  • 皮膚表面を弱酸性に整え、安定させる
  • 皮膚表面の摩擦を少なくし刺激から守る
  • 皮膚の細菌の繁殖を抑える
  • 角質層の水分の蒸発を抑える(保湿)

といった役割があります。

シャンプーの【洗浄力が強い】と、

頭皮を守り、保湿する【皮脂】を取りすぎてしまい、頭皮/髪が乾燥して「パサパサ」「ゴワゴワ」になります。

しかし、シャンプーの役割はあくまで【洗浄】です

例え【皮脂】でも、
古くなって【酸化された皮脂】を洗い落とさなければ、逆に【頭皮トラブル】の原因にもなります。

落とすべき汚れを落とせる【洗浄力】

必要になります

また、
【スタイリング剤】などもかなり落ちずらいモノが多く
これらも【頭皮/髪のトラブル】を引き起こす場合があります

シャンプーの一番の役割は【洗浄】ですが、

【洗浄力のバランス】を一番大事にしたいところです

頭皮の皮脂を取りすぎず、汚れは落とす事がとても大事になのですが

問題は【選び方】です…

後述します。

 

髪を守りながら洗いつつ、髪に残りすぎない【適度な被膜力】

シャンプーをしている最中でも【被膜】は必要です。

これらシャンプー剤に含まれる【被膜剤】が無いと

  1. 髪を守る脂質がシャンプーで落とされる⇩
  2. 髪のキューティクルが開く⇩
  3. 開いたキューティクルで髪の表面がギザギザに⇩
  4. 髪が絡まりギッシギシで洗うことに…⇩
  5. 結果、キューティクルがボロボロ⇩
  6. ボロボロのキューティクルの隙間から中の栄養も流出⇩
  7. パサパサ☆艶無しヘアーの出来上がり

という事がおこりますので、
基本的にシャンプーには必ず【被膜】で髪を保護しながら洗います。

そして、
シャンプーに配合される【被膜】の大半はシャンプーを流すときに一緒に流れ落ちていきます。

つまり【適度な被膜を残せるか問題】は、主に
『トリートメント/コンディショナー/リンス剤』の話になります。

成分や配合の処方次第ですが、

【被膜】
【残留/ビルドアップ(重なっていく)】しやすい処方があり、
【被膜】が重なりすぎると

  • パーマはかからず
  • カラーの染まりが悪く
  • ベタベタして重くなってくる
  • ゴワゴワして広がってくる

のような問題が出てきたりします。

使用される【被膜剤】の質や、
【洗浄剤】との処方バランスが大事なのですが

【良いシャンプー/トリートメント】は
ここのバランスが秀逸だったりします

コチラの選び方も後に詳しく解説します。

*補足*  頭皮と髪に適度に【栄養】を残し、与える【やさしさ♡】

トリートメントはもちろんですが、シャンプーにもいわゆる【髪/頭皮の栄養や保護成分】とされる成分も含まれています。

「洗浄したら全部落ちちゃうのに?」

「ちゃんと洗えるの?」

と思うかもしれません。
ところがちゃんと効果があります。

  • 【洗浄成分】やその組み合わせによっては効果的に髪を補修する
  • 【洗浄成分】のおかげで良く浸透することが出来る
  • 【洗浄成分】が髪を傷める肩代りする目的で配合する
  • 【洗浄】によって失われた大事な【皮脂】の代わりになる【保護/保湿成分】も配合される

それでもシャンプーを流す時には多少流れますので、【トリートメント】は必須です。

とはいえ、シャンプー選びの最重要項目は【適度な洗浄力】です。

【髪の栄養】はトリートメントに任せても良いかと思いますが、

  • ダメージ毛
  • エイジング肌/毛

などでお悩みの方は
【栄養重視】でシャンプーも選んでも良いでしょう。

 

【良いシャンプー】をどうやって見分ければいいの?

前項目でも解説した【良いシャンプー】の条件の内、特に重要な

  • 【適度な洗浄力】
  • 【適度な被膜力】

この2つに沿って解説していきます。

 

【適度な洗浄力】を見極める

本当は事細かく【洗浄成分】を理解してもらって…
と思ったのですが、それは難しい…

ですので、髪質や使用目的に合わせてざっくり【洗浄成分】ごとにおススメを提示させて頂きます

【洗浄成分】がシャンプーでは一番大事ですので、少し長くなります…

すみません!諦めないで読んでみてください!お願いします!

さて、気を取りなおしまして

 

~基本~『成分表』のチェックの仕方

まず、【シャンプーボトル裏】の『成分表』を確認してみてください。

そして
最初の列1~3段目内に表記されいる【洗浄剤】
に注目しましょう。

『成分表』は【配合の多い物】の順番で表記されます。

一般的なシャンプーの場合、
【水】が50~70%で一番先に書かれている事がほとんどです。
次に【洗浄剤(界面活性剤など)】が30~40%その他【質感調整剤】【ヘアケア剤】などが10%程度が目安になります。

基本的には、
『成分表』の【水】の次に表記される

【成分】1~2番目が『主な洗浄剤』で、
【成分】3~5番目が『補助系洗浄剤』などが配合されています。

そして、
【洗浄系成分】は1~3種類、1~5種類が配合されていることが大半です。

それらを元に、
【少しマニアックな髪質改善専門店】目線で
【おススメ洗浄剤】『洗浄力が高い順』紹介していきます。

 

1【タウリン系】洗浄力:中~やや強 皮膚刺激性:中 質感:サラサラ


頭皮への刺激が少なく
、カラーやパーマの持続性にやや有利。適度に高い洗浄力と泡立ちで使いやすいので、迷ったらこれを基準にすると良いかもしれません。

【タウリン系】単体の洗浄だと、髪はわずかに【キシ】っとしやすいのですが、

【サッパリ】と洗い上がりのいいシャンプーを選びたいのなら【タウリン系】のシャンプーがおすすめです。泡立ちがよく、洗浄力も十分です。

*【アミノ酸系】と混同されている情報が多いですが、厳密には「タウリン」は「アミノ酸系」ではありません。

  • ココイルメチルタウリンNa
  • ラウロイルメチルタウリンNaなど

さらにもう少しだけ強い【洗浄力】が良ければ、

【カルボン酸(酸性石けん)系】
洗浄力:強 皮膚刺激性:中 質感:キシキシ

  • ラウレスー5酢酸Na
  • ラウレスー4カルボン酸Na

サルコシン(強めのアミノ酸)系】
洗浄力:中~強 皮膚刺激性:中 質感:サッパリ

  • ラウロイルサルコシンNa
  • ココイルサルコシンTEAなど

などもおススメです。

 

2【アミノ酸系】洗浄力:弱~中 皮膚刺激性:弱~中質感:サッパリ/サラサラ


【タウリン系】よりもさらに頭皮への刺激が少なく
、カラーやパーマの持続性に有利で、頭皮/ヘアケア重視の場合は【アミノ酸系】が良いでしょう。
中でも【アスパラギン酸系/アラニン系】がおススメです。

【適度な洗浄力】と【低刺激】
さらに【さっぱり/サラサラ質感】で【頭皮ケア】
【ヘアケア】にも向いているバランスに優れた洗浄剤で、万人におススメできます。

その代わり、
洗い上がりのすっきり感にはやや欠けてしまい、
【ワックス】【重めのオイル】などの
【しっかりしたスタイリング剤】を落とすには少し力不足になる事には理解が必要です。

  • ラウロイルメチルアラニンNa
  • ココイルメチルアラニンTEA
  • ラウロイルアスパラギン酸Na
  • ココイルアスパラギン酸TEAなど

 

さらにもう少しだけ【低刺激】で【マイルドな洗浄力】で【しっとり質感】がお好みであれば、

【グルタミン酸系】洗浄剤がおススメです。
洗浄力:弱 皮膚刺激性:弱
質感:シットリ

  • ラウロイルグルタミン酸Na
  • ココイルイルグルタミン酸TEAなど

 

基本的に【アミノ酸系】は洗浄力が弱めですので
とても【髪質改善】【頭皮改善】向けの【洗浄剤】なのですが、

  • 【しっかりめ】【重め】のワックス/スプレー/オイルを毎日使う方
  • 頭皮が脂性肌や、油分べとつきがちな方

などには洗浄力不足ですので、
洗い方に工夫が必要になります。

 

3【PPT系】洗浄力:弱 皮膚刺激性:弱 質感:シットリ

PPTはポリペプチドの略でアミノ酸が連なった物質なので、性質的にはアミノ酸系洗浄剤に似ていますが、上記でおススメした【アミノ酸系洗浄剤】よりもやや【洗浄力】は弱くなる成分が多いです。

反面、アミノ酸系の界面活性剤よりも優れているのは保湿力や補修力です。

ケラチン、コラーゲン、シルクなどの成分を加水分解して作られた洗浄成分なので
保湿力が強く、【しっとり】質感で仕上げてくれる優秀な洗浄剤で、
乾燥してゴワついた髪やキューティクルが傷ついたダメージ髪に効果が高い洗浄成分です。

しかし、これらの成分は比較的コストが高いので、配合されているシャンプーはちょっと高めの値段になっている事が多い事と、【アミノ酸系洗浄剤】よりも【弱めの洗浄力】が多いので

  • 【しっかりめ】【重め】のワックス/スプレー/オイルを毎日使用しない方
  • 頭皮が脂性肌ではなく、【乾燥肌】や【敏感肌】でお悩みの方
  • 【髪質改善】【頭皮改善】を最優先で、
    より【しっとり感】を重視したシャンプーを選びたい方

などの方におススメで、
使用する人を選ぶ【洗浄剤】かと思います…

主には【補助洗浄剤】として配合される事も多いので、そこまでの心配は無用かもしれませんが。

  • ココイル加水分解ケラチンK(又はNa)
  • ココイル加水分解コラーゲンK(又はNa)
  • ラウロイル加水分解シルクK(又はNa)
  • ラウロイルシルクアミノ酸Naなど

 

4【両性イオン系/ノニオン系】*主に洗浄補助

両性イオン系は他の活性剤と組み合わせて使用されることが多く洗浄力や泡立ちを向上させる補助、質感調整として使用される事が多いです。

弱洗浄力&弱刺激なので髪や頭皮に優しく、敏感肌の方でも使いやすいのですが、単体では汚れを落としきれなくらいの【洗浄力】です。

  • ラウラミドプロピルベタイン
  • コカミドプロピルベタイン
  • ココアンホ酢酸Na
  • コカミドDEAなど

 

【ノニオン系】も他の活性剤と組み合わせて使用されることが多く乳化や難溶成分の溶解、質感調整として使用される事が多いです。

弱洗浄力&弱刺激なので髪や頭皮に優しく、敏感肌の方でも使いやすいのですが、
やはり単体では汚れを落としきれなくらいの【洗浄力】です。

一方で【洗浄剤】では落としきれない『シリコン』や『オイル』などを【乳化/溶解】して、(多少ですが)落としてくれる役割でも使用されます。

  • イソステアリン酸PEG‐120
  • ポリソルベート‐80
  • ジオレイン酸PEG‐120メチルグルコースなど

 

こんな感じですでに文章が長くなってますが、

記を元に【お悩み】と【洗浄剤の配合例】を紹介していきます
*あくまで配合例のイメージです

『肌に優しく、さっぱり洗える万人向けな洗浄力』の設定イメージ

成分表の【水】の次、1~2番目に
【タウリンやカルボン酸系】

  • ココイルメチルタウリンNa
  • ラウレスー4カルボン酸Naなど

成分表の3~4番目に
【アミノ酸/PPT/両イオン系】

  • ココイルアスパラギン酸TEA
  • ラウロイル加水分解シルクK
  • コカミドプロピルベタインなど

 

例えば、上記の【洗浄成分】配合表記が

成分表の【水】の次、1~2番目に
【アミノ酸/PPT/両イオン系】

⇧⇩

成分表の3~4番目に
【タウリンやカルボン酸系】

このように逆になれば、【洗浄力】は少しマイルドになります

続きまして、

 

★『優しく洗えて、頭皮/ヘアケアも重視したい【敏感肌/乾燥肌】【エイジング肌/毛】【ダメージヘア】向けな洗浄力』の設定イメージ

成分表の【水】の次、1~2番目に
【アミノ酸/PPT/両イオン系】

  • ラウロイルメチルアラニンNa
  • ラウロイルシルクアミノ酸Na
  • ココイルイルグルタミン酸TEAなど

成分表の3~4番目に
【タウリンやカルボン酸系】

  • ラウレス-4カルボン酸Na
  • ココイルメチルタウリンNaなど

 

★『さらに優しく、最上級の頭皮/ヘアケア重視!【敏感肌/乾燥肌】【エイジング肌/毛】【ハイダメージヘア/ブリーチ毛/縮毛矯正毛】向けな『洗浄力』の設定イメージ

成分表の【水】の次、1~2番目に
【アミノ酸/PPT/両イオン系】

  • ココイル加水分解コラーゲンK
  • ラウロイルシルクアミノ酸Na
  • ラウロイルグルタミン酸TEA
  • コカミドプロピルベタインなど

成分表の3~4番目に
【やや強めのアミノ酸系】

  • ラウロイルメチルアラニンNa
  • ラウロイルアスパラギン酸Na
  • コカミドDEAなど

 

上記はあくまで配合イメージですが
これらを参考にめぼしい商品の「成分表」をチェックしてみてください。

こんな感じでシャンプーを選んで頂ければと思いますが、いかかでしょう?

だめ?複雑?

すみません…

後で個別に【こういう人はこのシャンプーおススメ】的な記事を書きます。

許してください。次、行きます?

 

【適度な被膜力】を見極める

前述したように、
【被膜剤】無しでシャンプーすると髪が傷んで「バサバサ」になりますので、基本的にはどのシャンプーにも【被膜剤】は入っております。

しかし「シャンプー剤」に入る【被膜剤】よりも、髪に重なって【過剰被膜】になるのは
「トリートメント/コンディショナー/リンス剤」に配合される【被膜剤】です。

【被膜】が無いのは論外なのですが【適度な被膜】でないと被膜がどんどん重なり、
それはそれで「ゴワゴワ感」「ベタベタ感」の原因になります

ではどうやって【適度な被膜力】を見極めるか?【其の1】です⇩

【其の1】ドラッグストアなどで見かける安い『シャンプー/トリートメント』は避ける。

 

理由としては、

  1. 【洗浄力】が高い傾向が強く、ヘア/頭皮の脂質、油分を抜く力が強い。
    *この時点でヘアダメージの進行による【うねり】、頭皮の乾燥による【うねり】【細毛】【脱毛】に繋がりやすい事、シャンプーだけだと髪が「ギシギシ」になりやすいです。
  2. 強い【洗浄力】による「ギシギシ」感をカバーする為に、強めの【被膜処理】をトリートメントでする必要がある。
    *継続して使用すると、【被膜】が重なって髪が「ベタベタ」してきたり、「ゴワゴワ」になってしまう症状が出てきます。

【脂質】が十分で【健康】な頭皮や、ダメージの少ない【健康毛】に使用するのであれば
【高い洗浄力】も使い勝手が良く、安価でコスパの良いシャンプー/トリートメントです。

しかし、

  • 敏感肌やアトピー肌の方
  • ダメージ毛のヘアケア
  • 頭皮改善/髪質改善

などには完全に不向きです。

 

【適度な被膜力】を見極める。【其の2】は

【其の2】シリコン、ノンシリコンは気にしない。髪の【被膜剤】を理解する。

 

しばらく同じシャンプーを使っていて

「使い始めは良かったのに、
だんだんベタベタして重くなってきた…」

「使い始めは良かったのに、
だんだんゴワゴワして広がってくる…」

というような症状を経験したことはありませんでしょうか?

ずばり【ゴワゴワして広がってきた原因】

【過剰な疎水被膜処理】髪が【疎水化】され過ぎたときに出る症状です

髙橋
髙橋
加えて、
そういったシャンプーは自ら貼り付けた【疎水被膜】を落とすために

【洗浄力】が強くなりがちで、
その【強い洗浄力】が髪と頭皮を強く【乾燥】させます

その双方の結果が
ペンパイナポーアッポーペン」すると、

【ゴワゴワギシギシヘアー】の誕生になります

 

何よりの【真実】は、

【ゴワゴワ】の原因は【疎水被膜】であり
【シリコン】では無い

という事です。業界の【闇】っぽいとこですね。

どうゆう事かというと、

  • 健康な髪=【疎水性】(水をはじく)>【シリコン】が良く乗る
  • ダメージヘア=【親水性】(水を吸う)>【シリコン】がくっつかない

というのがまず【シリコン】の付着の基本になります。

インバスで使用されるヘアケア剤の様に水の介在する系においては, シリコーンの毛髪への吸着残存性は, 毛髪の表面状態に著しく影響を受ける事が判明し, 特に物理的および化学的損傷による毛髪表面の親水化がシリコーンの吸着性を低下させていることの主な原因であることが示唆された。 つまり, 毛髪表面の損傷と共に毛髪と水との相互作用が強まり, 毛髪-水界面でのシリコーンの吸着性が低下するので, ダメージケアの観点からは重要な問題である。 この点に関して, 毛髪表面物性の改質によりシリコーンの吸着性を制御できる可能性が示唆され, より適切且つ効率的な処方設計の指針の一つになるものと思われる。 また, 持続性の高いダメージケア剤を開発するには, ダメージセンサー機能を持った素材や処方を設計していくことが必要であると考えている

参考文献:毛髪へのシリコーンの吸着挙動

 

つまり、
【シリコン】を乗せるための土台として、先ず【疎水処理】を行います。

髪の毛を疑似的に【健康毛=疎水性】にする為の【疎水処理】をしないと
【シリコン】は髪に持続性良く乗らないのです。

【シリコン】はダメージヘアであればあるほど髪に残りません。

*シリコンの種類により、ダメージ部に吸着しやすいものもありますが、基本的に【疎水処理】をしていないと持続しません。

【手触りの良いシリコン】を残すために
【疎水被膜処理】が必要なのです

そして、その【疎水物】の質感(手触り)が
ゴワゴワギシギシ』というのが真実です。

 

髙橋
髙橋
実は【シリコン】は、
その【ギシギシ膜】の上に乗って
質感を【ツルサラ】に逆転させる目的で配合されています。

シリコンさまさまです。

しかし、髪もあまり【疎水化】され過ぎると

【シリコン】や【オイル】でも
「ツルサラ」に質感の逆転ができなくなります

単純に「ゴワゴワ」「ギシギシ」の質感が前面に出てしまうのです

 

問題なのは、

異常に髪を【疎水化】して、
完全に近いくらい髪表面を埋めてしまい、

【シリコン】や【オイル】が5倍や7倍も張り付くように作られている製品もあり、

これらの【被膜】は少し落ちにくく、
ビルドアップしやすいので注意が必要です。

 

次に、【ベタベタして重くなってくる原因】

その強烈な【疎水被膜】に【シリコン】や【オイル】が大量にくっついた結果です。

そういった商品を毎日使い続けて…

【疎水被膜】に張り付く【シリコン】や【オイル】が過剰に乗っている状態です。
*「ゴワゴワ」ではないので、【被膜被膜】のビルドアップではない事が分かります。

【ベタベタ】と重い質感の場合は、
シリコンよりも【オイル】の沈着が大きい時によく見られる症状です。

また、
そういったシャンプー/トリメンを毎日使用するだけでなく、
その上にオイル(流さないトリートメント)などを重ねていると

毎日のシャンプーで落ちるはず以上の【シリコン】や【オイル】が蓄積していき、

【ベタベタして重く】なっていきます。

 

さて、

「シリコン被膜は悪!」

「シリコンは落とそう!」

と世間はでは言っておりますね。

様々な機能の【シリコン】があるのですが、
個人的には

 

髙橋
髙橋
そもそも髪に使う【シリコン】の手触りって【サラサラ/ツルツル系】だよねっ!?

あっ、いや、【ウエット系】とか、【油性系】のシリコンはあるけど、
つけ過ぎてもそれは【ベタベタ系】だもんね?

その【被膜】って【シリコン】だと思ってる?

エェー…

髪が【ゴワゴワ】って

明らかに【疎水物】に手触りだよねっ?ほんとはわかってるよね?
【シリコン】落としたら【ゴワゴワ】になるよね?

ほんとは【ゴワゴワ=疎水物】を落とさないといけないよねっ!?
【シリコン】じゃないよね?落としたいやつ。

髪に浸透して蓄積する【シリコン】とかもあるけど……

【シリコン被膜】とかはねぇ?
ちょっとねえ?

あとホントは
【シリコン】じゃなくて
【シリコーン】だよね?

【シリコン】は【ケイ素】単体だもんね?

ね?

などと少し【うざく】問い詰めたくなります。

問題の根本は【シリコン】ではなく【過剰な疎水処理】です。

何事もほどほどに。

現在はそこまでの【処理】をする商品は少なくなってきてますが、

  • 「ステアロキシヒドロキシプロピルジメチルアミン」などのエーテルアミン類
    成分名称:ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミドなど
    表示名称:ステアラミドプロピルジメチルアミンなど
  • 「グアニルシスティン」などのグアニジン類

などの成分が普段使いの【シャンプー/トリートメント】に入っている場合は注意が必要かもしれません。

【髪質改善】【頭皮改善】をしたい方は、お使いのトリートメントの【成分表】で確認してみてください。

上記成分が悪い成分】というわけでは無く
配合量だったり、使い方なのですが、

【シャンプー剤】の【洗浄力が適正】であれば、そこまでの【疎水処理】は必要ないかと思います。

つまり、ネットの誤情報に振りわされず【被膜】を正しく理解する事がなにより大事です

基本的に『シャンプー/トリートメント』を作るに辺り、
【洗浄力】と【被膜力】は製品内でバランスがとられている場合がほとんどですので、

面倒であれば【洗浄力】でシャンプーを選んで、
同じラインの【トリートメント/コンディショナー】を使えば一番簡単に判断が可能です。

 

シャンプーで髪質改善!~シャンプー選び編~よくあるQ&A

 

Q.【湯シャン】はどうですか?「髪が増えた!」をみるのですが、実際どうなの?

A.実は【湯シャンが良い!】という、
科学的な根拠は十分ではありません

【湯シャン】の発端はアメリカの一部の医師などの見解がネット上で記事になったのが始まりのようです。

しかし、【湯シャン】で結果が出ている方達の意見も見られますので、一概に否定も肯定も出来ないのが現状です。

髙橋
髙橋
個人的には
【シャンプー剤が原因】で

  • 頭皮トラブルを起こしている人
  • 髪が傷んでしまう人

など、【条件が合えば】効果的な場合はあると思います。

シャンプーでのトラブル原因は主に【洗浄成分】と【お肌】の相性です。

最近では【湯シャン】とそう変わらない【安全性】や【洗浄力】を持つ【洗浄成分】もあるので、
無理に【湯シャン】をおススメする事はありません。

【湯シャン】の効果を否定するエビデンスの方があったりしますので、
後で詳しく記事にさせて頂きます。

 

Q.【シャンプーランキング】や【成分解析サイト】に〇〇って書いてあったんですけど、本当ですか?

A.【シャンプーランキング】や【成分解析サイト】などの情報、当店の記事を含めて あくまで【参考】にするのみ で良いです。

『シャンプーランキング』に至っては、ほぼ【広告サイト】ですので、無視するのが一番です。
*「全てのサイトが」というわけでは無いですが…

『成分分析サイト』については、参考にする程度でしたらとても役に立つサイトかと思います。

髙橋
髙橋
基本的にシャンプーですら複数の【洗浄成分】が混在して

  • 洗浄力
  • 皮膚刺激性
  • 質感

などを調整してあります。

【洗浄成分】を理解しているプロであっても「成分表」から読めるのは【大体の予想】でしかなく、

使ってみると「予想と少し違った?」となる事もあります。

むしろ、使ってから「成分表」を確認して「なるほどねぇ。」と理解する事もあります。

つまり「成分表」や「洗浄成分」だけで見分けるのは難しいんです…

 

シャンプーなどは様々な成分を使って、

「この【成分】の、この【効果】は良いけど、【皮膚刺激】があるかも…」⇩

「そうだ!違う【安全な成分】と合わせて刺激を緩和しよう!」⇩

「しかし、そうなるとこの【良い効果】も薄れるな…」⇩

「では、別の【効果はそこそこ】だけど【安全な成分】も加えて【効果】を補おう!」

というような感じで作られています。

『成分分析サイト』などを見ても【
その成分単体の評価】しか分かりません。
間違っている事すらありますし…

【成分単体の評価】で判断していては、
一生『成分解析サイト』に騙され続ける事でしょう

どんな【成分】が入っているか?よりも、
制作側の【配合センス】や【配合バランス】の方が大事です。

一つの【成分】や「成分表」に囚われず、あくまで【参考】にして上手く使えば、
『自分に合ったシャンプー』を見つけるまでに余計な散財しなくても済むかと思います。

 

髪をサラサラ、ツヤツヤにする方法~シャンプー選び編~まとめ

 

今回は毎日使う【シャンプー/トリートメント】の重要性と、選び方を解説させて頂きました。

毎回記事が長くなってすみません……

しかし、毎日使う【シャンプー/トリートメント】を変えてみる

髪や頭皮にお悩みで、何とか良くしていきたいと思っているあなたができる

もっとも【効果的】で【コスパが良い】方法です。

 

自分に合う【シャンプ/トリートメント】を効率よく見つける為に大事なことは、

  • 【洗浄力】を見極めて、【洗浄力】で【シャンプ―】を選ぶ
  • 【トリートメント】は基本的に同じシリーズをライン使いする
  • ドラッグストアなどでの安価な【シャンプー/トリートメント】は避ける
  • 【適度な被膜】を理解して、『ノンシリコン』や『被膜』に対する誤情報に振り回されないようにする

などが重要になります。おまけで

  • 『シャンプーランキング』や『成分解析サイト』などに騙されず、参考程度に使う

も入れておくとなお良いですね。

『おススメ洗浄剤早見表』を用意しておきますので、
是非こちらを利用して、気になるシャンプーの『成分表』をチェックしてみてください!

『おススメ洗浄剤早見表』

【髪】【頭皮】のタイプ 成分表
【水】の次
1~2番目の
【洗浄剤】
成分表
【水】の次
3~5番目の
【洗浄剤】
成分表
1~5番目
【洗浄剤補助剤】
【洗浄力】 【皮膚刺激性】
健康毛~微ダメージ

健康頭皮~やや脂性肌

【タウリン系】

  • ココイルメチルタウリンNa
  • ラウロイルメチルタウリンNaなど

⇩もう少し強めの洗浄力
【カルボン酸系】

  • ラウレスー5酢酸Na
  • ラウレスー4カルボン酸Na
【アミノ酸サラサラ系】

  • ラウロイルメチルアラニンNa
  • ココイルメチルアラニンTEA
  • ラウロイルアスパラギン酸Na
  • ココイルアスパラギン酸TEAなど

もう少し弱め洗浄力
【アミノ酸しっとり系】

  • ラウロイルグルタミン酸Na
  • ココイルイルグルタミン酸TEAなど

 

【両性イオン系】
  • ラウラミドプロピルベタイン
  • コカミドプロピルベタイン
  • ココアンホ酢酸Na
  • コカミドDEAなど
【ノニオン系】
  • イソステアリン酸PEG‐120
  • ポリソルベート‐80
  • ジオレイン酸PEG‐120メチルグルコースなど

 

中~やや強
健康毛~ミドルダメージ/乾燥毛/エイジング毛

健康頭皮~乾燥肌/敏感肌/エイジング肌

【アミノ酸サラサラ系】

  • ラウロイルメチルアラニンNa
  • ココイルメチルアラニンTEA
  • ラウロイルアスパラギン酸Na
  • ココイルアスパラギン酸TEAなど

もう少し弱め洗浄力
【アミノ酸しっとり系】

  • ラウロイルグルタミン酸Na
  • ココイルイルグルタミン酸TEAなど
【タウリン系】

  • ココイルメチルタウリンNa
  • ラウロイルメチルタウリンNaなど

⇩もう少し強めの洗浄力
【カルボン酸系】

  • ラウレスー5酢酸Na
  • ラウレスー4カルボン酸Na
【両性イオン系】
  • ラウラミドプロピルベタイン
  • コカミドプロピルベタイン
  • ココアンホ酢酸Na
  • コカミドDEAなど
【ノニオン系】
  • イソステアリン酸PEG‐120
  • ポリソルベート‐80
  • ジオレイン酸PEG‐120メチルグルコースなど

 

やや弱~中
微ダメージ~ハイダメージ/乾燥毛/エイジング毛

乾燥頭皮/敏感肌/エイジング肌

【アミノ酸しっとり系】

  • ラウロイルグルタミン酸Na
  • ココイルイルグルタミン酸TEAなど

【PPTしっとり系】

  • ココイル加水分解ケラチンK(又はNa)
  • ココイル加水分解コラーゲンK(又はNa)
  • ラウロイル加水分解シルクK(又はNa)
  • ラウロイルシルクアミノ酸Naなど
【アミノ酸サラサラ系】

  • ラウロイルメチルアラニンNa
  • ココイルメチルアラニンTEA
  • ラウロイルアスパラギン酸Na
  • ココイルアスパラギン酸TEAなど
【両性イオン系】
  • ラウラミドプロピルベタイン
  • コカミドプロピルベタイン
  • ココアンホ酢酸Na
  • コカミドDEAなど
【ノニオン系】
  • イソステアリン酸PEG‐120
  • ポリソルベート‐80
  • ジオレイン酸PEG‐120メチルグルコースなど

 

弱~中

 

その他、分からない事や質問等があればお気軽にお問合せ下さい!
来店可能であれば、無料でご相談も可能です。実際の髪や頭皮を見ながらなのでより具体的なアドバイスができるかと思います。

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